[LOHAS(ロハス)とは]
Lifestyles of Health and Sustainability (健康で持続可能なライフスタイル)の頭文字を集めた造語。社会学者のポール・レイ (P. H. Ray) と心理学者のシェリー・アンダーソン (S. R. Anderson) により全米社会消費調査を実施、健康や環境、社会正義、自己実現やサステナブルな暮らしを重視する消費動向米国の2268 億ドル規模(1990後半当時)の市場をあらわすマーケティング用語。
これらの消費者はCultural Creatives(生活創造者)やLOHAS コンシューマーとも呼ばれ、米国では成人人口の約3 割、6,300 万人にのぼります。しかし、環境問題への関心や、健康、人権擁護の問題だけでLOHAS コンシューマーを語り
つくせるわけではありません。LOHAS コンシューマーの世界観は、広く、世界の経済・文化・環境・政治システムは相互に関わっているということだけでなく、心とからだ、精神が一体となってヒトの潜在能力が最大限に発揮されるといった信念にもとづいています。自己実現がLOHAS コンシューマーの最大の関心事なのです。かつてニューエイジとして社会の周辺部に押しやられていたスピリチュアリティが、社会の中心へと移ってきたのです。
LOHAS 市場は、もともとNatural Business LOHAS Journal 誌の出版社Natural Business Communications が2000年によって行われた調査で確認されました。市場は、5 つの部門で構成されており、健康の増進、生態系の保護、ヒトの潜在能力の持続可能開発、天然資源利用の減少、ヒトと自然界の調和的共存を目的とした製品やサービスが社会的に公正な形で創造され、実現されています。「産業の時代」を活気づけたのが機械であれば、真のポスト産業時代に息吹を吹き込むのは生物系のイメージであろう、とピーター・センゲ氏他はSloan Management Review 誌の中で述べています。
●LOHASの5つのカテゴリー
・Sustainable Economy (持続可能な経済)
省エネ商品、代替エネルギー、グリーン都市計画、SRI,フェアトレード等
・Healthy Lifestyle (健康的なライフスタイル)
オーガニック、自然食品、サプリメント、マクロビオティック等
・Alternative Healthcare (代替医療)
自然治療、東洋医学、ホメオパシー、アーユルヴェーダ、はり治療、レイキ等
・Personal Development (自己開発)
ヨガ、ピラティス、瞑想法、自己啓発、メンタルトレーニング、スピリチュアル、アート、能力開発等
・Ecological Lifestyle(環境に配慮したライフスタイル)
環境配慮住宅、リフォーム、家庭用品等
[LOHAS WORLD について]
国内で初めてのLOHAS推進団体として、PANS犬飼氏と共に2003年に設立。2006年サンタモニカ、2007年マリナデルレイ、2008年ボールダーで開催された、ロハス国際会議「LOHAS Forum」に積極的に参加、併せて LOHAS FORUM でJAPANパビリオンや米国LOHASツアーなどをプロデュース、日本でのLOHASを広める活動を開始。
LOHASの持つ本当の意味を探求し続け、日本でのLOHASコミュニティを創り、グリーンビジネスの拡大、環境危機意識を広める活動を実践、現在の基礎となる。2015年に一般社団法人オーガニックフォーラムジャパンを設立、国内でのオーガニックライフスタイルビジネスの推進を目的とし、2016年からBtoBtoCビジネス展示会オーガニックライフスタイルEXPOを主催開催をスタート、国内オーガニックビジネス推進の柱の一つとなる。