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4月26日〜28日にアメリカ・サンタモニカにて行われたLOHASビジネス会議。記念すべき10回目に初めて、「日本LOHASスペース」を特別に設け、日本企業及び トレンドの紹介を行う事になりました。LOHAS-WORLDはU.S主催者と契約を結び、公式日本窓口としてJapan Roomのプロモートとプロデュース、ビジネスツアーを行いました。
今回の眼で見るLOHASでは、LOHAS10特集とその後LOHAS-WORLDで企画したLOHAS視察ツアーのご報告をいたします!写真も多く用意したので、ぜひそちらもご覧ください。
■ 開催概要
- 名称: LOHAS10
- 日時: 2006年4月26日〜28日
- 場所: Fairmont Miramar Hotel 、Santa Monica, CA
- 主催: Conscious Media(コンシャスメディア,コロラド州)
- 参加者:620名(昨年480名)
■ 開催概要
会議は、朝のヨガから始まり、日中はコンファレンス会場にてセッションが行われます。その他、出展社が集まる展示会場や、スポンサーのFORDがスポンサーをつとめるラウンジ、DELLによるインターネットが使えるサイバーカフェ、オーガニックワインが味わえる部屋、そして日本ルームがあり、参加者は会期中自由に出入りすることが出来ます。
今回は会期中に行われた、分科会を含め15ものセッションから、いくつかご紹介いたします。
<Corporate Authenticity with Paul Ray>
LOHASの生みの親とも呼ばれる社会学者であり「The Cultural Creatives」の著者であるポール・レイ氏からは、彼の新書『Corporate Authenticity』(企業の信頼性)に基づき、ディスカッションが行われました。
キーワードは Authenticityと Wisdom Perspective
セッションの中で、度々出てきたことばがこの2つです。Authenticity(オーセンティシティ)とは「信頼性、本物」、Wisdom Perspective(ウィズドム・パースペクティブ)とは「賢明な見解」「賢い考え方」のことで、本物のLOHAS企業であるために、どういった見解を持つべきかが、多くの事例とともに解説されました。
具体的には、LOHASの概念が誕生して10年目を迎えた今、単に流行語を駆使して環境に配慮した会社のように見せようとしたり、全てのプロジェクト名の頭に「Sustainable」(サスティナブル)とつけたり、または5%のリサイクルペーパーを使っていることで顧客を引き寄せようとするのは、もはや顧客の興味を得ることができないのだと氏は指摘します。LOHAS消費者に届くために一番大切なのは「言っていることを、ちゃんと実現する」こと。広告と実際とのギャップがあるとしたら、それを閉じなくてはいけません。そして、企業は地球に起きている多くの問題に目を向け注意を払い、買収などの脅威にも屈せず、企業の透明性を高めることが必要なのだといいます。以下、ポール・レイ氏のお話の一部をお伝えします。様々な危機に悲観的になるのか、自らが率先してかつ協力してこれからを作り上げるのか、私たちがすべきことがここにあるのではないでしょうか。
Paul Ray氏の言葉より
「時々、雑誌のようなメディアで、未来における人間の生命や我々を取り巻く地球環境に危惧の念を抱いた記事を目にすることがある。 例えば、Time magazineの表紙に、人間や地球の生命を危ぶんで“Be worried. Be very worried.”といったようなタイトルが用いられたことがある。様々なメディアで警告が喚起され、ある一部の人たちの間ではこの世の終わりが近づいている(The end is near.)というようなムードさえ漂っている。
しかし、それは本当であろうか。このLOHASのイベントも10回目を迎え、そのコンセプトは多くのコミュニティーに浸透しつつある。LOHASな商品、LOHASな消費者が増えていくことは、同時にサステイナビリティーという発想への興味が広がっていることを意味する。 我々は今ある状況を肯定的に捉え、新しい文化の創造をここから始めよう。(The beginning is here!)
従来の考え方に囚われず新しい慣習を生み出すには、LOHASに関心のある人々がこの時代の先駆者としてリーダーシップを発揮することが大切になってくる。決して、グルやヒーローと呼ばれる一部の人たちの知恵によるものではなく、何か一つのことに向かっていこうとする共通の意識を持った人たちが、この社会のトランスフォーメーションを実現させるのである。彼らこそが、率先してコミュニティーをリードしていけるはずである。
そのような新しいリーダーたちは、まず生物と自然の持続可能性を考慮に入れた倫理観を示し、それを基にした文化を創造できるであろう。また、排他的愛国主義を超えて地球的規模での連帯感を強めることができ、それによって新たな人間社会を形成するであろう。そして、新たな文明を一緒になって形成しようとする強い意志を何よりも持っているであろう。」
<Steve Case -Revolution Living- >
AOLの創始者であるスティーブ・ケース氏の基調講演。彼が2005年に設立したRevolution(レボリューション)という新会社の概要や、彼の思いなどが伝えられました。「Emailが10年前は殆どの人が持っていなかったものが、今は世界のメインストリームになっているように、今度はLOHASや自分のアイデアをメインストリームにしていきたい。」消費者から広まった日本と違い、一般生活者の中でのLOHASの認知度が殆ど無いアメリカで今後どのような展開をみせるのか、今後のスティーブ・ケース氏に期待です。
<LOHAS Leadership Summit>
このセッションは、CoOp America(発音)の創始者 Denise Hamler (デニス)女史をホストに迎え、AVEDAのCEO、Dominique Counseil(ドミニク)氏と、元パタゴニア社長のMichael Crooke(マイケル)氏のパネルディスカッションでした。
AVEDAは、すでに周知の通り、生態系を壊さない製品づくりから社会還元までを行う見本にしたい企業の1つです。製品も単に植物を使ったナチュラルコスメにとどまりません。例えば、「Shampure」シリーズは、ペルーの熱帯雨林地区で収穫されるブラジルナッツから抽出されるタンパク成分を継続的に配合することで、非営利環境保護団体とともに、ペルー熱帯雨林地区の先住民の自立と経済的発展を支援しているそうです。
また興味深いのは、AVEDAでは水曜日が「No Email Day」だという話。メールは仕事をしている気になっているけれど実際は文章を読んでいるだけ。動き回って会いにいったり電話で話したり、直接会話することが必要だということ。一見、LOHASと関係ないようですが、直接のコミュニケーションって、とても大切なことだと思います。「ちなみに金曜日はNo Meeting Dayなんだ。」いって会場からの笑いを誘っていましたが、これが彼の素晴らしい人柄で、AVEDAが支持されているエッセンスなのではないでしょうか。少し照れ笑いしながらユーモア交じりに話すこと、どことなく上品なところ、けれど重要な部分は信念をもっていること。これが彼のリーダーシップが決して気まぐれでも強制でもなく、周りから愛され、理解してもらえる理由なのかもしれません。
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